- 2025年5月3日
No.780 続ければ気づく力が付く 上甲晃(志ネットワーク「青年塾」代表)
1.松下幸之助が言っていたのは、知識や技術は道具にしか過ぎない。それを使う人が立派な人間にならない限りは、どんな優れた知識、技術を身につけても本当の意味で生きてこないということです。先ず何よりも、よき人間をつくること、いいことを知っているというのではなく、いいことができる人を育てなければならないということです。 2.イエローハット創業者・故鍵山秀三郎は、続ければ気づく力が […]
1.松下幸之助が言っていたのは、知識や技術は道具にしか過ぎない。それを使う人が立派な人間にならない限りは、どんな優れた知識、技術を身につけても本当の意味で生きてこないということです。先ず何よりも、よき人間をつくること、いいことを知っているというのではなく、いいことができる人を育てなければならないということです。 2.イエローハット創業者・故鍵山秀三郎は、続ければ気づく力が […]
1.物価は上がっているのだから、賃金は上げないといけない。値引きを抑えて、生産性を高めて、増えたグロスマージン(粗利益)の2~3割を社員に分配する。日本はこの30年間、定価を上げるという発想がなかった。しかし、ドイツは毎年価格表を作って、定価を数%上げている。「安さ」を売りにしている国は絶対に良くならない。賃上げはいたずらに金額だけ増やしてもだめ。時給を上げないといけない。  […]
1.では、好奇心を持って学ぶには何が必要でしょうか。それは、「自分は何も知らない」という認識です。自分が井の中の蛙であり、広い世界を全く知らないと気づけば、謙虚な姿勢が生まれます。 2.その姿勢が好奇心となり、学びの原動力となるでしょう。世界には学ぶべきことがたくさんあります。今まで目を向けなかったことにも目をむけましょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」) […]
1. イノベーションさえ起こせば、日本経済が抱える課題を一気呵成に解決できる。そう論じる経済専門家は少なくない。ただ、18世紀後半の産業革命の際、恩恵は一部の人に集中し、大多数はむしろ実質賃金の低下に長く苦しんだ。幅広い層に恩恵が広がったのは、100年近く後の19世紀後半だった。1990年後半以降のIT革命も同じ道を辿るのではないか。 2. 創造的破壊とも呼ばれる通り、イ […]
1.静岡県沼津市にある老舗自動車部品メーカーの長倉製作所。その一風変わった採用広告がSNS などでちょっとした話題を呼んだ。2024年1月から、「広告慣れしていないBtoB 企業ならではの迷走」というテーマで就活生向けCM を放送。JR 沼津駅改札内のサインボードでは、自社のSNS のフォロワー数を「6人しかいません」と自虐的に表現。ユーモアと親しみやすさが奏功し、6人の採用につなが […]
1, 今回生じたフジ・メデイア・ホールディングスの問題で感じることは、日本の取締役会は経営をチェックする能力がない、ということです。経営のプロではない。先ずは、最低でも取締役の過半を社外にする。日枝氏が相談役でありながら取締役メンバーとして残っているなんておかしいです。一般論にはなりますが、弁護士や会計士や大学の先生を入れる。日本企業の取締役会は経営を監視する能力が足りていない。フジ […]
1.空海自身、まさにその通りの生き方をした人です。何しろ、日本で仏教を学ぶだけでは飽き足らず、命の危険を冒して木の葉のような船で、唐に渡ったのですから。 2.ある意味、彼は強烈な好奇心の塊だったといっていいでしょう。その好奇心のおかげで、空海は当代随一といわれる僧になります。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__
1.トランプ氏の復権を機に、世界が「反・多様性」に傾こうとしている。しかし、今こそ冷静になる必要がある。米ウォルマートは2024年11月にDEI(多様性・公平性・包括性)の取り組みを縮小すると発表。トヨタ自動車、日産自動車、米フォードはDEI を評価する企業平等指数への参加を取りやめるとした。今年に入ってからは、米マクドナルドが多様性確保の目標を廃止する。 2.しかし、こ […]
1.日本の株式市場を舞台に、アクティビスト(物言う株主)が荒稼ぎしている。狙うのは割安な株価を放置し、株式持ち合いを続ける資本効率の悪い企業だ。政府・東証が推進する株主重視経営を錦の御旗に改革を迫る。では、ターゲットにされやすいのはどんな企業なのか。アクティビストに狙われる確率が高まる5つの要因がある。①キャッシュリッチ(総資産に占める現預金・短期投資の比率)②資産効率(総資産利益率 […]
1.人類は火の発明により豊かな文明をつくり出すことができたが、マッチ1本ほどの小さな火種が、山林も人家と人々の平和な暮らしも一瞬にして奪ってしまうところに火災の恐ろしさがある。いまから百年も前に寺田寅彦は、著書『天災と国防』の中で「文明が発達すればするほど自然災害は大きくなる」と語っている。人類の目指す文明が、天地自然の理にかない、正しいものでなければ人類は自滅の道を歩む恐れがある。 […]