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耳より情報

  • 2024年3月3日

自責か他責かは大きな差になる  田口 佳史(東洋思想研究家)   

1.経営が円滑に進まず業績も下降線をたどっているような会社には、共通して同じ病巣(びょうそう)があるということです。それは「他責の社内風土」です。他責とは、失敗の原因を他人のせいにしてしまうことです。日本を代表する大企業や名門企業も、業績が上向かない原因を追究していくと、企業風土、企業文化としてのこの「他責」という組織の特性が出てくることが、実に多くありました。  2.「あいつが悪い、こ […]

  • 2024年3月1日

ものづくりをする意義は何か、「自分たちのバリューは自分たちでつくる」  小川 昌寛(安川電機社長)  

1.産業用ロボットなど自動化に資するものへの世界的な需要はへこまないと見ています。自動化はいわゆる「省人化」であり、コストダウンだと思っている人がこれまでは多かった。自動化によって「何人従業員を減らせるのか」「投資コストはいくらか」という考え方です。しかし自動化を一時的なコストの観点だけで捉えるのは、もはや時代遅れです。  2.設備を自動化する価値はコストを減らすだけではなく、生産性の向 […]

  • 2024年2月29日

古典に学ぶ  学びはすべての人の幸せにつながる 

1. 仏教には、自分の心を知るための知恵や修行の方法がいくつも用意されています。多くの先人が、それらを学び実践してきました。さらに、自己完結するのではなく、周囲にも広げてきました。  2. 自分が苦しみから解放されれば、他者の苦しみにも共感し、ともに進んでいくことができます。そう、学びは自分のためだけでなく、あなたと関わるすべての人の幸せにもつながるのです。 (参考:名取芳彦監修「空海 […]

  • 2024年2月28日

「14%輸送不可」を緩和できるか 

1.物流2024年問題の「本丸」はかねて問題視されてきた慢性的なドライバー不足だ。自動車運転従事者の有効求人倍率は23 年9 月時点で2.65 倍と全体(1.18 倍)を大きく上回る。さらに、若いドライバーの流入が進まなければ、人員数がさらに先細りとなるのは必至だ。15年76万7000 人いた道路貨物運送業のドライバーは、30年に51万9000人まで減るとの予測もある。  2. 物流コス […]

  • 2024年2月28日

成功の秘訣は「ABC+DE」 野崎 治子(京都大学理事) 

1.この正解のない時代には、何をやっても不正解にはなりません。仮に正解だと思っても、時代と共に環境は変化していくのでいつまで正しいか分からない。それよりも、自分が選んだ選択を正解にする努力、その過程を楽しむことが大事だと思います。  2.以前、イラク派遣部隊の初代の指揮官を務められた番匠(ばんしょう)幸一郎さんから、イラクから全員無事に帰ってこられた理由は「ABC+DE」だと伺いました。 […]

  • 2024年2月28日

日本が第3 集団へ転落した原因   鈴木 貴博(百年コンサルティング代表)

1.IMF(国際通貨基金)は、日本のGDP(国内総生産)がドイツに抜かれて世界4位に後退する見込みだと発表しました。もはや世界3位の経済大国でなくなるということですが、問題はそれ以上に深刻です。なにしろドイツの人口は日本の3 分の2 しかない国です。国民1人当たりの豊かさでいえばドイツの1.5 倍の経済格差がついたというのが、このニュースの本質です。  2.国の経済力を1 人当たりGDP […]

  • 2024年2月28日

No.550 古典に学ぶ  心について学べば自信が生まれる 

1. 心について学び、問題は自分で解決できるとわかると、心はどこまでも自由自在になれます。すると、肩の力が抜けて気が楽になるのです。  2. そのような状態になると、怒りや不安、迷いが生まれても、「大丈夫、自分で解決できる」と思えます。そして、自分で自分を信じられるようになります。つまり、自信が生まれます。  (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__

  • 2024年2月28日

No.549日本に外国人労働人が来なくなる日 

1.「今、ベトナムの意欲ある若い層は韓国に目が向いている。賃金は日本を超え、外国人労働者の受け入れ拡大に本気になっているから。人気の順番は韓国、日本、台湾だが、3 番手の台湾が日本を追い上げている」。ベトナムの技能実習生の送り出し機関に勤めるグエンさん(36)は語る。低熟練外国人労働者の平均月収は、日本の技能実習生は21.2 万円、韓国は27.2 万だ。  2.グエンさんは「意欲ある若者 […]

  • 2024年2月19日

耳より情報2024年2月 No.548

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。 北里柴三郎の人育ての要因は何か 山崎 光夫(作家)   1.北里柴三郎が人育ての原点とした言葉が「人に任じて疑う勿(なか)れ、疑って人を任ずる勿れ」です。これは北里の人間的なスケールを象徴したいい言葉だと思います。研 […]

  • 2024年2月17日

耳より情報2024年2月 No.547

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。 多数派の意見が正しいとは限らない、ベストを目指す3つの視点 片野坂真哉(ANA ホールディングス代表取締役会長)  1.巧みな熱弁により、多数派の意見も簡単に移ろってしまいかねない。これは経営者やビジネスパーソンにとって重要な […]

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