- 2024年12月25日
楽ができるのに苦労を買って出る(リーダーのあるべき姿) 瀧澤 中(作家・政治史研究家)
1.変わり者には「楽ができるのにわざわざ苦労を買って出る」といった人物を指すことがある。戦国時代「流浪の関白」といわれた近衛前久はその代名詞といっていい。関白は公家社会で最も地位が高い。近衛前久はそういう貴人でありながら、まず上杉謙信と盟約を結び、関東に赴く。信じがたいことに、この時の誓書を前久は自身の血で書いている。そしてなんと城の防衛にもあたった。 2.近衛前久の目的は何であったろ […]