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耳より情報

  • 2025年4月17日

No.771 商売の尊さは世の中の不足を埋めること    後藤 俊彦(高千穂神社宮司) 

  1.人類は火の発明により豊かな文明をつくり出すことができたが、マッチ1本ほどの小さな火種が、山林も人家と人々の平和な暮らしも一瞬にして奪ってしまうところに火災の恐ろしさがある。いまから百年も前に寺田寅彦は、著書『天災と国防』の中で「文明が発達すればするほど自然災害は大きくなる」と語っている。人類の目指す文明が、天地自然の理にかない、正しいものでなければ人類は自滅の道を歩む恐れがある。 […]

  • 2025年4月15日

No.770 古典に学ぶ    視野を広げ好奇心を持つ 

  1.木を食べて生きる虫は、ほかの食べ物の味を知らない。すぐ近くに甘い果実ややわらかい草があったとしても、そのおいしさに気づくことはない。  2.この一文で空海が教えているのは、「自分の知っている場所がすべてだと思っていると真理はつかめないし、悟りも開けない。視野を広げ、好奇心を持て」ということです。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__  

  • 2025年4月13日

No.769 人生は志を立てて前進するもの    數土文夫(JFE ホールディングス名誉顧問)

  1.運を高める人は、よきことを習慣化する。ではよい習慣とは何かといったら、一つは志を常に持っておくことだと考えています。人生の中では志が挫(くじ)けるようなこともあるでしょう。その時は、新しい志を掲げて前進しなくてはいけないのです。  2.次に読書することです。特に歴史書などを紐解(ひもと)くと、世の中には想像を絶するほど不幸な人たちがたくさんいることが分かる。そういう歴史 […]

  • 2025年4月11日

No.768 本当の戦略をどう推理するか 井上達彦(早稲田大学商学学術院教授) 

  1.非財務情報の開示をめぐる動きとして、今や、経営戦略をステークホルダーに説明するのは当然のこととなりつつある。ただ本来、戦略というのは機密性の高いものである。肝心なところは公にせず、着々と準備を進めているほうが優位に立てるはずだ。国家戦略にしても軍事戦略にしても、そうしているに違いない。  2.ステークホルダーは、利害関係を共にする企業の認識や知恵や工夫を、競争相手にも広 […]

  • 2025年4月9日

No.767 国際的なルールを形成し、影響力を行使する 

  1.ルール形成は市場創出の手段になる。日本の大企業が国内でのシェア争いで成長できる時代は終わった。これから売上や利益を伸ばすためには、新たな市場で「食いぶち」をつくることが欠かせない。スタンダード(規格)とレギュレーション(規制)の組み合わせが大切だ。規格だけでなく、その規格に合ったものでなければ政府調達の優遇対象になれないといったルールもつくるなどすれば、ビジネス上のインパクトにな […]

  • 2025年4月7日

No.766 古典に学ぶ芽吹きの春は、誰にでも必ず訪れる 

  1.空海自身、若き日に大学を中退し、いったんメインストリートからドロップアウトしましたが、仏教を究めたいと懸命に努力し、遣唐使となるチャンスを掴みました。  2.今、芽が出ないからといってくさる必要はありません。世は常に移り変わっています。心の持ちようと努力次第で、自分という木を芽吹かせ、花を咲かせられます。その花は、多くの人の心を癒し、喜ばせることができるでしょう。&nb […]

  • 2025年4月5日

No.765 3年後予測される業界別年収 

  1.33年ぶりの高賃金に日経平均株価の最高値更新。2024年は年収と株価が記録的にアップした1年だった。そこで3年後の予測年収を独自試算した。業界別の結果を見ていくと、高年収で知られるテレビ局などが属する通信・メディア業界の平均予測年収が1000万円とトップだった。タダシ年収平均増加率はマイナス0.39%との予想で、斜陽産業化が進むメディア業界の苦境を反映する結果となった。  2.平 […]

  • 2025年4月3日

No.764 シャトレーゼの安さを支えるロボ

  1.菓子大手シャトレーゼ(山梨県甲府市)では2024年、国内外の店舗数が1000店を超えた。原材料費、人件費が高騰する中でも手ごろな価格が実現し、成長を続ける背景には協働ロボットの存在がある。こうした動きを受けて、ロボメーカーも食品分野への展開に力を入れ始めている。  2.1954年、今川焼き風の「甘太郎」という独自の商品を販売する、よくある地方の「お菓子屋さん」として創業 […]

  • 2025年4月1日

No.763 需要喚起でかえって景気悪化の可能性も    柳川 範之(東京大学大学院教授) 

  1.従来、景気対策は、金利を引き下げて投資需要を喚起することだったり、交付金などによって消費を増やすことだったり、公共事業などによって公共投資を増やすことだったりと、総需要刺激策とほぼ同義で使われてきた。しかし、このようなロジックが成り立つのは、供給サイドに余裕があり、増えた需要に対して、供給できるだけの製品が十分にある場合の話である。  2,製品がなければ、重要がいくら増 […]

  • 2025年3月31日

No.762 古典に学ぶ   どんな厳しい状況にあっても春は訪れる 

  1.冬にすべての葉を落とし、枯れ枝を寒風にさらしている木は、ずっと枯れたままではありません。春が来れば必ず芽吹き、青々とした若葉を茂らせます。  2.私たちの人生も同じです。どんな厳しい状況にあったとしても、その状態が永遠に続くわけではありません。季節は巡り、春の訪れはやってきます。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__ 

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