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耳より情報

  • 2021年7月21日

耳より情報2021年7月 No.55

自ら(小林喜光)「ヘビ」となって東電を再生できるか 1.東京電力ホールディングスの会長に、三菱ケミカルホールディグスの小林喜光会長が就任することが決まった。東電新会長に財界の超大物が就くのは喜ばしい限りのはずだが、なぜか東電グループ内ではおびえる声があるという。小林氏はこれまで各メディアのインタビューで、世界の変化に鈍感な日本企業の姿を「ゆでカエル」と鋭く批判してきた。2.さらに、小林氏は企業を変 […]

  • 2021年7月19日

耳より情報2021年7月 No.54

「志(こころざし)道(どう)に在(あ)り」 横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長) 1.「禅問宝訓」にある、「唯慈(ただじ)明(めい)、志、道に在り」という一文に心がひかれる。多くの者は去ったけれども、慈明のみ志は道に在ったのだ。寒さなどの苦痛よりも、師の振る舞いを批判するよりも、心は求道にこそあったのだ。禅の修行といえ、人と人との切磋琢磨である。長年仕えていれば、いろんな瑕疵(かし)も目につくようになっ […]

  • 2021年7月17日

耳より情報2021年7月 No.53

周りに流されず決断する(「胆識」を身につける) 淡輪敏(三井化学会長) 1.経営者にとって最も悩ましいのが、事業撤退や拠点閉鎖といった、やめる・止める判断を迫られる場面ではないでしょうか。数年前、海外のとある生産拠点を存続させるべきかどうかが経営会議の議題になったときのことです。確かに業績だけで見れば閉鎖はやむなしという状態で、関係者のほぼ全員がすぐにでも撤退すべきだとの意見で一致していました。結 […]

  • 2021年7月15日

耳より情報2021年7月 No.52

道徳は朝に晩に始終ついておる (解説)チョッと品物を売るについても、道徳はその間に含んでおる。ゆえに道徳というものは、朝に晩に始終ついておるものである。しかるに道徳を大層むずかしいものにして、隅の方に道徳を片付けて置いて、さて今日からは道徳を行うのだ、この時間が道徳の時間だというような億劫(おっくう)なものではない。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年7月13日

耳より情報2021年7月 No.51

日本はこう変わる(2023年〜2040年) 1.2023年…(1)総世帯数がピークに(5419万世帯)(2)75歳以上の人口が2000万人を越える(3)100歳以上の高齢者が全国で10万人を超える(4)「空飛ぶクルマ」事業スタート。2.2025年…(1)男性の厚生年金開始を65歳に引き上げ(2)65〜69歳の就業率が51.6%に(19年48.4%)(3)ロボット市場規模3214億円(21年1575 […]

  • 2021年7月11日

耳より情報2021年7月 No.50

依存から自立へ(新常態の働き方) 磯貝高行(日経ビジネス編集長) 1.リーマン・ショックの後に提唱された「ニューノーマル(新常態)」という言葉は、危機から回復して以前の姿に戻ることはなく、世界が全く別のものになっている状態を指します。働き手の意識も大きく変わりました。就職先選びで「会社の将来性」を重視する新入社員はすでに1割未満。自分の能力や個性が生かせる会社を最優先で選び、定年まで同じ会社で働く […]

  • 2021年7月9日

耳より情報2021年7月 No.49

礼・義・廉・恥の倫理・道徳に立ち返る 數土文夫(JFEホールディングス名誉顧問) 1.この頃、日本人から旺盛なエネルギーが感じられなくなったことに、私は強い危機感を抱いています。そこで、先賢の英知に照らして現状打開のヒントを探ってみましょう。今から2500年以上前の中国春秋時代に管仲(かんちゅう)(管子かんし)がいました。管仲の目的は、倫理・道徳で意識の高い国家・世界を構築することでした。2.管仲 […]

  • 2021年7月7日

耳より情報2021年7月 No.48

道徳は日常にある (解説)全体道徳は日常にあるべきことで、チョッと時を約束して間違わぬようにするのも道徳である。人に対して譲るべきものは相当に譲るも道徳である。またある場合には、人よりも先にして人に安心を与えてやるというのも道徳である。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年7月5日

耳より情報2021年7月 No.47

産業界に広がる新疆人権リスク 1.ユニクロ製品の一部が輸入差し止めを食らっていたことが、明らかになった。米税関・国境整備局(CBP)が1月に差し止めていたのが、5月19日に発覚した。対象となったユニクロ製品が、中国共産党の傘下組織「新疆生産建設兵団(XPCC)」のコットンを原料に使っているという疑いが原因だ。2.欧米の大手ブランドの中には、新疆問題の疑念を明確に表明した向きが少なくない。それらと比 […]

  • 2021年7月3日

耳より情報2021年7月 No.46

人と人のつながりを大事にする 松下幸之助著(道をひらく)より 1.おたがいに縁(えん)あってこの世に生まれてきた。そして、縁あっていろいろの人とのつながりを持っている。縁あってー何だか古めかしいことばのようだけれど、そこにはまた一つの深い味わいがひそんでいるように思える。人と人とのつながりというものは、とかく人間の個人的な意志でできたと思いやすいもので、だからまたこのつながりは、自分ひとりの考えで […]

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