- 2022年1月1日
耳より情報2022年1月 No.141
生かし合う 松下幸之助著「道をひらく」より 1.人間の生命は尊い。尊いものは誰もが尊重しなければならぬ。ところが、自分の生命の尊いことはわかっても、他人の生命もまた尊いことは忘れがちである。ともすれば、私心に走り、私利私欲が先に立つ。つまり、自分にとらわれるということで、これも人情としてやむをえないことかもしれない。2.しかし、これではほんとうに、おたがい相互の繁栄は生まれないであろう。人間本来の […]
生かし合う 松下幸之助著「道をひらく」より 1.人間の生命は尊い。尊いものは誰もが尊重しなければならぬ。ところが、自分の生命の尊いことはわかっても、他人の生命もまた尊いことは忘れがちである。ともすれば、私心に走り、私利私欲が先に立つ。つまり、自分にとらわれるということで、これも人情としてやむをえないことかもしれない。2.しかし、これではほんとうに、おたがい相互の繁栄は生まれないであろう。人間本来の […]
商工業の移りゆく様を見る (解説)歴史家は、百年を経ると地図の色が変わると言っているが、我々はまたこれによって、商工業の勢力の移りゆく様を見ねばならぬ。将来の商工業はいかに変化するであろうか。その変化について、我々はいかなる覚悟をもってこれに応ずるべきであろうか。我々の考慮すべき所、用意すべき点はつまりここにあるのだ。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会
世界の潮流を見失った官民の「内向き志向」 1.「日本の経済界はガラパゴス状態だった」と話すのは、ESG(環境・社会・企業統治)投資に詳しいニューラル(東京・品川)の夫馬賢治代表だ。震災と原発事故が起きた11年の年初に開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が、重要な節目だったという。毎年発表されるグローバルリスクの中で、気候変動が初めて「最大リスク」に選ばれたのだ。以来、世界財界のトップの […]
成果をあげる能力 佐藤等(ドラッカー学会理事) 1.個人が仕事をとおし能力を習得し、自己成長することで、仕事の成果をあげ、その結果が組織業績に反映されることで両者のニーズが調和的に一致します。次に示す成果をあげる能力は、そのために身につけておかなければならない習慣的能力です。①時間を管理する②貢献に焦点を合わせる③自他の強みを生かす④最も重要なことに集中する⑤成果のあがる意思決定をする。2.特に② […]
企業は社会貢献で理念を共有へ 鶴光太郎(慶応大学大学院教授) 1.「人は何のために働いているのか」を企業は考えなくてはならない。企業が利潤の最大化を追求することは大前提だが、従業員はそのことには感動しない。賃金も必要だし人によっては出世を求めるかもしれないが、働く人の多くは、社会に役に立つ、人のためになっているといった社会貢献を大事にする。企業もそういう理念を従業員と共有できないと、とがった人材を […]
日本人は武士道をもって立つ (解説)いまや武士道は、移してもって実業道とするがよい。日本人は飽くまで大和魂の権化たる武士道をもって立たねばならぬ。商業にまれ、工業にまれ、この心をもって心とせば、商工業においてもまた世界に勇を競うに至らるるのである。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会
在宅勤務が定着する(ホワイトカラー) 1.いったん広がった在宅勤務が、定着するかどうかに注目が集まっている。総合的に考えて、ホワイトカラーの職種に関していうと、コロナ後には週数回職場に通勤しながら、あとは在宅勤務という働き方が定着していくものと思われる。これはzoomなどのビデオ会議システムや、Slackなどのビジネスチャットを使い始めたからだ。週5回の通勤が週2〜3回に減少し、あとは自宅で働くと […]
浸透が遅れる日本のフェアトレード 1.フェアトレードとは、開発途上国の生産者から農産品などを適正な価格で継続的に購入することで、途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組み。近年、国連のSDGs(持続可能な開発目標)やエシカル消費(倫理的消費)が注目される中、フェアトレードの意義も見直されている。2.国際フェアトレードラベル機構(FI)や、世界フェアトレード機関などの国際認証機関の認 […]
今は、社会の根底が変わった 月尾嘉男(東京大学名誉教授) 1.1993年にクリントン大統領とゴア副大統領が情報社会をつくる政策を掲げ、日本もNTTはじめ情報社会を新たにつくると発表しました。それがちょうど日本が落ち目になった時期の最初です。一変した社会の仕組みに対応が遅れ、現在のような状態になったと思います。2.明治時代が始まって以来、日本では工業社会に合わせる政策が採られてきました。典型的なのは […]
真の人間の価値ある生活 (解説)いやしくも世に処し身を立てようと志すならば、その職業の何たるを問わず、身分の如何(いかん)を顧みず、始終自力を本位として道に背(そむ)かざることに意を専(もっぱら)にし、しかる後に自ら富みかつ栄ゆるの計を怠らざるこそ、真の人間の意義あり価値ある生活という事が出来よう。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会