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耳より情報

  • 2022年1月9日

耳より情報2022年1月 No.145

裸の王様が会社をダメにする(三菱電機) 1.裸の王様になっていると自覚した時にはすでに手遅れだったのが、三菱電機の会長職を引責辞任した柵山正樹氏だ。会見に臨んだ柵山氏は「裸の王様になっているという認識はなかった」と力なく言った。35年以上にわたって製品の検査内容をごまかすなど、品質にかかわる不正が工場で横行していた。工場の管理職が作業員らの不正を認識しても、その事実を本社に伝えることはなかった。2 […]

  • 2022年1月7日

耳より情報2022年1月 No.144

未来の当事とは現時の青年のこと (解説)今私の言わんと欲するところは、単に商工業に関する方面に限られるのであるが、今後地図の変化に伴う商工業勢力範囲の変化について適切なる準備と実行の責任とは、未来の当事者にあるのである。しかしてこの未来の当事者なるものは、現時の青年を除いて外にない。青年たる者は今日よりして審思(しんし)熟慮(じゅくりょ)。これに対する策を講ずべきである。 (参考:渋沢栄一「論語と […]

  • 2022年1月5日

耳より情報2022年1月 No.143

目の前で起きている小さな変化を捉える 1.私たちは、とかく見たくないものを見ないようにする傾向があります。また興味や関心のないものは、たとえ物理的には見ていても、見たという記憶すら残らないもの。しかし、目の前で起きている事実のほんの小さな変化を捉えることこそが、未来を予測するためには必要不可欠なのです。ピーター・ドラッカーは、こうした事象を「すでに起こった未来」と呼んでいます。2.またドラッカーは […]

  • 2022年1月3日

耳より情報2022年1月 No.142

人が成長するための基本は読書 宮内義彦(オリックスシニア・チェアマン) 1.人が成長するための1番基本的なものは読書だと考えています。もちろん実体験も不可欠ですが、根底には読書で人間性を深める努力が大切です。加えて、これからの時代のリーダーに特に求められるものは、「高度な専門性」と「人間力」です。変化の激しい時代だからこそ、会社の進むべき方針を明確に指し示すために、不断の学びが不可欠です。2.また […]

  • 2022年1月1日

耳より情報2022年1月 No.141

生かし合う 松下幸之助著「道をひらく」より 1.人間の生命は尊い。尊いものは誰もが尊重しなければならぬ。ところが、自分の生命の尊いことはわかっても、他人の生命もまた尊いことは忘れがちである。ともすれば、私心に走り、私利私欲が先に立つ。つまり、自分にとらわれるということで、これも人情としてやむをえないことかもしれない。2.しかし、これではほんとうに、おたがい相互の繁栄は生まれないであろう。人間本来の […]

  • 2021年12月31日

耳より情報2021年12月 No.140

商工業の移りゆく様を見る (解説)歴史家は、百年を経ると地図の色が変わると言っているが、我々はまたこれによって、商工業の勢力の移りゆく様を見ねばならぬ。将来の商工業はいかに変化するであろうか。その変化について、我々はいかなる覚悟をもってこれに応ずるべきであろうか。我々の考慮すべき所、用意すべき点はつまりここにあるのだ。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年12月29日

耳より情報2021年12月 No.139

世界の潮流を見失った官民の「内向き志向」 1.「日本の経済界はガラパゴス状態だった」と話すのは、ESG(環境・社会・企業統治)投資に詳しいニューラル(東京・品川)の夫馬賢治代表だ。震災と原発事故が起きた11年の年初に開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が、重要な節目だったという。毎年発表されるグローバルリスクの中で、気候変動が初めて「最大リスク」に選ばれたのだ。以来、世界財界のトップの […]

  • 2021年12月27日

耳より情報2021年12月 No.138

成果をあげる能力 佐藤等(ドラッカー学会理事) 1.個人が仕事をとおし能力を習得し、自己成長することで、仕事の成果をあげ、その結果が組織業績に反映されることで両者のニーズが調和的に一致します。次に示す成果をあげる能力は、そのために身につけておかなければならない習慣的能力です。①時間を管理する②貢献に焦点を合わせる③自他の強みを生かす④最も重要なことに集中する⑤成果のあがる意思決定をする。2.特に② […]

  • 2021年12月25日

耳より情報2021年12月 No.137

企業は社会貢献で理念を共有へ 鶴光太郎(慶応大学大学院教授) 1.「人は何のために働いているのか」を企業は考えなくてはならない。企業が利潤の最大化を追求することは大前提だが、従業員はそのことには感動しない。賃金も必要だし人によっては出世を求めるかもしれないが、働く人の多くは、社会に役に立つ、人のためになっているといった社会貢献を大事にする。企業もそういう理念を従業員と共有できないと、とがった人材を […]

  • 2021年12月23日

耳より情報2021年12月 No.136

日本人は武士道をもって立つ (解説)いまや武士道は、移してもって実業道とするがよい。日本人は飽くまで大和魂の権化たる武士道をもって立たねばならぬ。商業にまれ、工業にまれ、この心をもって心とせば、商工業においてもまた世界に勇を競うに至らるるのである。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

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