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耳より情報

  • 2024年11月9日

経営会議の透明性は信頼感を生むカギ 藤江 太郎(味の素社長) 

1.1985年に味の素に入社し、人事部に配属された。あの頃と比べると人事部はいろんな進化を遂げていると思う。当時は1つの目標に向かい、愛社精神を育みながら均一な組織をつくることが求められた。今は一人ひとりの考えを認め、多様性を大事にして企業の価値を上げていくことが重要になっている。  2.ただ、今の人事は人員に対して仕事量が多すぎる。「失われた30年」の間に人員は削減され、人件費も抑制さ […]

  • 2024年11月7日

古典に学ぶ    自然に目を向けましょう 

1.人間にとって、自然は切っても切り離せないものです。しかし慌ただしい日々の中で、私たちはその存在を忘れ、頭でっかちな状態になっているのではないでしょうか。  2.身近にある自然に目を向けてみましょう。必ずしも大自然の中に行く必要はありません。庭の草花や街路樹の葉に手で触れてみる。五感を研ぎ澄ませて自然に触れると、私たちを取り巻く神秘に目を見張ることでしょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照ら […]

  • 2024年11月5日

トップの経営判断が「失敗を生んでいる」 

1.トヨタ自動車や日本航空など名だたる企業で不正や過失が明らかになっている。背景にあるのが現場への負荷の高まりや組織風土の悪さだ。失敗の原因は現場ではなく、日々の経営判断にこそ内在している。労働災害も増加傾向にある。23年、休業4日以上の死傷者数は13万5371人と前年から約300人増え、3年連続の増加となった。  2.企業が直面する失敗の本質的な原因は、不正を働いた当事者や、過失を犯し […]

  • 2024年11月3日

捲土重来の気概で立ち上がる   數士 文夫(JFEホールディングス名誉顧問) 

1.今夏のパリ・オリンピックは久しぶりに興奮し、元気が出ました。一方、考えなければいけないのは、スイスのIМD(国際経営開発研究所)から毎年公表される「世界競争ランキング」です。日本はかって平成の初め頃は1位から4位の間で安定し、上位でした。しかし2024年には前年から三つ順位を落として38位、下降の一途を辿っています。オリンピックとは裏腹に、こちらは危機的な状況にあります。真に国家の大事であるに […]

  • 2024年11月1日

お客様や社会に対して誰にも負けない貢献をする   楠見 雄規(パナソニックホールディングス社長) 

1.パナソニック(旧松下電器産業)は2011年4月にパナソニック電工(旧松下電工)と三洋電機を完全子会社化。翌12年1月に3社は事業を統合し、1つのグループになった。それから12年。パナソニックHD全体の利益の「約3分の2が松下電工由来の事業が稼いだ利益」(関係者)ともささやかれる。裏を返せば、松下電器や三洋電機由来の製品やサービスは思うように利益を上げておらず、グループ全体の業績も低迷している。 […]

  • 2024年10月31日

古典に学ぶ  空海の高野山での生活 

1. 朝は、清らかな谷川の水を一杯飲んで命の糧とし、夕方は山の霞(かすみ)を一口食べて心を養う。まるで仙人のようですが、これは、空海が高野山で過ごした日々を綴った文です。  2. 清冽(せいれつ)な気に満ちた高野山で、空海は大自然に抱かれながら修行三昧の毎日を送りました。霊山にあふれる自然の精気が精神性や感性を高めました。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__ 

  • 2024年10月29日

クルーズで「脱・舞浜依存」(オリエンタルランド) 

1. 東京ディズニーシーの開業からまもなく23 年。オリエンタルランドが新たな事業として目をつけたのは、またもや「海」だった。オリエンタルランドは7月9 日に会見を開き、船旅を提供するクルーズ事業に参入すると発表した。船を新たに建造し2028 年度の就航を目指す。まずは首都圏の港発着で、2~4泊のショートクルーズを運航する。  2.船内はテーマパークそのものとなりそうだ。ディズニーキャラ […]

  • 2024年10月27日

No.680 博士号取得者数異例の減少傾向 

1.生成AIなどの技術革新が世界を変えようとしている今、イノベーションを支えるのは高度で専門知識を持つ人材だ。その対象となる指標の一つが博士号取得者数だ。主要国では、インターネットが普及した2000 年以降、博士号取得者数が大幅に増加している。トップの英国が人口100 万人当たり340 人、ドイツが同338 人、韓国が同317 人、米国が285 人と続き、韓国と米国は倍増の勢いだ。  2 […]

  • 2024年10月25日

上司の「何とかしろ」が社員の「うつ病」の原因  米沢 宏(ジャパンEAPシステム取締役・精神科医) 

1. うつ病で休職する人の中で、最も多い原因が「上司との関係」です。心を病む社員が多い会社には共通点があります。売り上げなど成果を強く求めながら、社としての方針を示さず、社員に負荷を与えるのです。例えばライバル企業の新製品にシェアを奪われたら、本来会社として対策を立てるべきですが、それをせず「何とかしろ」と現場社員を追い立てたりします。  2. 何とかするのは管理職の仕事です。でも、実は […]

  • 2024年10月23日

古典に学ぶ  焦らず取り組めば必ず変化を実感できる 

1. 長年続けてきた考え方を変えるには、ある程度の時間はかかります。そんな時に、自己否定や後悔を繰り返すのは、得策ではありません。「迷いの再生産」につながるのですから。  2. つまずいたら、改善しながら取り組めばいいのです。その過程を繰り返すうちに、必ず変化を実感できる時が来ます。焦らず進みましょう。 (参考:名取芳彦監修「空海 道を照らす言葉」):河出書房新社__ 

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