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耳より情報

  • 2021年6月19日

耳より情報2021年6月 No.38

自分の足を用いる ニーチェ(1844〜1900年、ドイツの哲学者) 1.高所に登ろうとするなら、自分の足を用いよ。他者の力で運ばれてはならない。ひとの背に乗るな、頭に乗るな。2.ある者は、まず最初に心情が老い、ある者はまず最初に精神が老いる。またある者は青春のうちに老いている。だが、青春の訪れのおそい者は、ながく青春を保つ。3.わたしはわたしの愛と希望にかけて君に切願する。君の魂のなかの英雄を投げ […]

  • 2021年6月17日

耳より情報2021年6月 No.37

老舗企業、生き残りの共通点 曽根秀一(静岡文化芸術大学准教授) 1.日本は世界一の長寿企業として知られる。帝国データバンクによると、創業・設立から100年超の企業が3万3259社ある(2019年時点)。金剛組(大阪市)は、創業578年の最古の企業で、初代金剛重光は聖徳太子に招かれ、朝鮮半島から渡来し、四天王寺の建設にかかわったと伝えられる。以後、金剛家は四天王寺のお抱えとなり、代々建築工事で中心的 […]

  • 2021年6月15日

耳より情報2021年6月 No.36

孝悌は仁を為すの本(孔子) (解説)孔子の教えで云うならば「孝悌は仁を為すの本」というように、初め孝悌からふみ出して、それから大きく仁義にもなり、忠恕(ちゅうじょ)にもなる。これを総称して道徳というようになって来るのであろう。そういう広い人道的な道徳でなくして、商売上殊に輸出営業などについて注意を望むのは、競争に属する道徳である。 (参考:渋沢栄一「論語と算盤」):国書刊行会

  • 2021年6月13日

耳より情報2021年6月 No.35

脅かされる銀行三大業務 1.金融当局は現在、コロナ関連融資を受けた企業の元本返済を、来年以降に延長するよう金融機関に要請している。足元の倒産の減少にはつながるが、2022年3月期決算以降に不良債権が一気に噴き出す可能性は否めない。銀行は今、三大業務(預金・為替・融資)が同時にむしばれる「複合危機」にひんしている。2.大分県の豊和銀行の権藤淳頭取は次のように警鐘を鳴らす。「アフターコロナも経済は以前 […]

  • 2021年6月11日

耳より情報2021年6月 No.34

目の前の危機を乗り越えてきた 桜井博志(旭酒造会長) 1.典型的な地方の中小の酒蔵だった旭酒造は、私が経営を引き継いでから40年弱で売上高が70倍以上に伸びました。清酒の種別の一つである「純米大吟醸」でいえば、日本一の規模になっています。山口県岩国市の山深い地域にある地酒メーカーが「なぜ全国で販売するメーカーになれたのか」とよく聞かれるのですが、結論から言えば「運があった」のだと思います。2.経営 […]

  • 2021年6月9日

耳より情報2021年6月 No.33

日本人の足下にある泉、これは古典である 宮崎正弘(評論家) 1.いまの日本人の足下にある泉とは何であろうか。私は古典だと思う。古典に親しむことで日本人とは何か、日本人としていかに生きるべきかを考え、自分の本当の価値を発見した人は、周囲の雑音をはね除け、己の道を信念を持って歩んでいけるようになるだろう。2.ありがたいことに、我が国には、「古事記」「日本書紀」「竹取物語」「古今和歌集」「源氏物語」等々 […]

  • 2021年6月7日

耳より情報2021年6月 No.32

道徳はすべての人が守るべきもの (解説)商業道徳というと、商業にのみ道徳があるように聞こえるが、道徳というものは世の中の人道であるから、たんに商業家にのみ望むべきものでは無い。商業の道徳はかくある、武士の道徳はこうである、政治家の道徳はかようであると、なにか官服の制度見たように、線が三つあるとか四つあるとかいうごとき変ったものではない。人道であるから、すべての人が守るべきものである。 (参考:渋沢 […]

  • 2021年6月5日

耳より情報2021年6月 No.31

希少性を高める 藤原和博(「朝礼だけの学校」校長) 1.テレカン(テレビ会議)が当たり前になることで、その会議が本当に必要なのかが問われるようになりましたし、皮肉にも、「部長や課長がテレカンで大したことしか言わない」といったこともバレてしまうようになりました。そういった点からも、コロナ前の「情報処理能力」の時代から、コロナ後の「情報編集力」の時代に大きくシフトしたといえます。2.さらに今後、AI( […]

  • 2021年6月3日

耳より情報2021年6月 No.30

「自我」と「自己」の区別 青山俊薫(愛知専門尼僧堂堂頭) 1.お釈迦様の仏法というのは天地宇宙の真理ですから、そこを真っすぐに見つめていきなさいというのが道元禅師の根本の教えです。例えば、道元禅師は「自我」と「自己」とを分けて考えられました。「自我」というのは凡夫ぼんぷの私、ウジウジと悩んでいるのは、この小さな私を中心とした「自我」です。2.しかし、そんな悩んでいる私も天地の総力を挙げての働きの真 […]

  • 2021年6月1日

耳より情報2021年6月 No.29

人間くさい知略を働かせる 野中郁二郎(一橋大学名誉教授) 1.経営学や経済学はこれまで、わかりやすい正解を求めることにとらわれすぎた。人の営みであるはずの経営や経済に、人間が不在だったのだ。だからこそいま、科学的アプローチへの依存を脱し、人間的側面から問い直す必要があるのではないか。2.人間は、他者との関係性において、主体的に未来志向で意味や価値を生み出す存在だ。人がそれぞれの「思い」を出発点に、 […]

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