耳より情報2021年9月 No.89

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

異業種間の技術交流が肝(エレキ中心からエンタメや金融も主役に) 勝本徹(ソニーグループ副社長兼CTO)

1.10年ほど前のソニーは、エレキと半導体がポートフォリオ上の主役だった。したがって技術もそれらを起点に組み立てていた。その頃は「エレキとエンタメのシナジー」とか「ハードとソフトの融合」とは言われていたが、エレキを中心に据えていた。
2.ところがここ3〜4年は、(ともにエンタメ事業の)音楽と映画で新しいシナジーが出始めている。金融は一見シナジーが希薄に思えるが、データ管理やデータセキュリティーにはブロックチェーンの技術が応用でき、ソニーが持つテクノロジーとの親和性は高い。あらゆる事業体がアメーバのように一緒に働き、お互い議論しながら、ソニーの持てる技術を応用していく体制が整った。
3.2000年から「ソニーユニバーシティ」という社内制度を設けた。毎年グループ全体から優秀なメンバーを集めて、経営幹部候補生として1年間学んでもらう。私もここで学んだが、その際に初めてエンタメや金融など、他部門の人と話したときの新鮮な驚きを、今でも覚えている。ソニーは創業者の井深大と盛田昭夫が「テクノロジーで世の中をよくしたい」という思いで始めた会社だ。事業が多岐にわたっても、ソニーとは切っても切れない競争力のベースになっている。

(参考:「週刊東洋経済」2021年7月17日号)

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