耳より情報2024年2月 No.540

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

障害を能力に変える異能に注目するIT 業界

1.発達障害(神経発達症)などの精神疾患を脳の特性の違いと受け止め、尊重する考え方が注目され始めた。ニューロダイバシティーとも呼ばれ、独創性や集中力など発達障害特有の能力に着目し、活用する。イノベーション人材としての期待が高まるが、パフォーマンスの最大化に向けた受け入れ体制は道半ばだ。 

2.欧米ではすべてこうした考え方が普及しており、独SAP や米マイクロソフトなど、発達障害の特性を生かしやすいIT(情報技術)業界を中心に、高度人材として雇用している。日本では、2022 年にオムロンが始めたのが、コミュニケーションよりも技術力を採用時に優先して、人工知能や機械学習などの分野でとがった能力(異能)を持った人を採用する「異能人財採用プロジェクト」がある。

(参考:「日経ビジネス」2023 年11 月27 日号) 

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