強欲な資本主義文明は終焉(しゅうえん)(その2.「大企業はハイテク中小企業と連携する」)  ジェレミー・リフキン(経済社会理論派)

1.経済や科学技術の見直しについて、進行しつつある第3 次産業革命に期待している。第1 次および第2 次産業革命が、化石燃料を土台とし、多額の資本を必要とする中央集権型であったのに対して、第3 次産業革命は分散型で流動的なプラットフォームによって成り立つ。インターネットによってたくさんの人たちがお金をかけずにお互いにつながれるようになった。 

2.GAFA が席巻した、第3 次産業革命の第一世代は中央集権的な面が強いが、40年先にこうした企業が生き残れるかは未知数だ。というのも、大量のデータであふれる社会においては、ありとあらゆる機器にセンサーが設置され、IOTという神経系を通じてデータをやり取りするようになるからだ。一部の企業がデータを独占することはできない。いちいち遠隔のデータセンターを介してやり取りしていたら立ちゆかないからだ。大企業は新たに勃興(ぼっこう)する無数のハイテク中小企業と連携しなければ生き残りは難しい。 

3.地政学的な発想は時代遅れだ。なぜならば、気候変動によって住み慣れた土地から離れざるをえない人たちが、たくさんの数に上るからだ。そこで重要なのが、バイオリージョンの考え方であり、人間の持つ生命愛や他者への共感力だ。私は若い世代の人たちの行動力に期待している。

(参考:「週刊東洋経済」2023 年12 月23 日・30 日号) 

>NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームの活動にご協力ください。