普遍性の高い視点を原理原則という  佐藤等(ドラッカー学会共同代表理事) 

1.20 数年前に出会ったドラッカーの著作群が私に教えてくれた新しい視点は、組織社会を生きるための基本作法だったのです。普遍性の高い視点は原理原則と呼ばれ、これに反する行為は結局成就することはありません。「基本と原則に反するものは、例外なく時を経ず破綻(はたん)する」エッセンシャル版『マネジメント』。 

2.たとえば、組織は人類が生み出した社会の道具なので、もし顧客を欺(あざむ)いたり、故意に損害を与えたりすれば、例外なく破綻します。ドラッカーを読む意味とは、本質的な視点を自己の中に取り込み、原理原則に従いながら自己変革することにほかなりません。ドラッカーは、今を生きるためのもう一つの重要な作法を教えてくれます。1960 年代以降、私たちが生きている組織社会は「知識社会」という性格を帯びるようになりました。                          (参考:「致知」2024 年4 月号) 

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