- 2024年3月11日
No.560 人手不足の外食「計画休業」加速
1.人手不足が深刻化する外食業界で、計画的に店舗を閉める「店舗休業日」の導入が広がっている。回転ずしチェーン「すし銚子丸」は年末年始、多くの店舗で持ち帰り中心とし、1 月中旬に最大3 連休を予定する。休みをしっかり確保することで働きやすい環境をつくり、従業員のつなぎ留めとサービスの質向上を図る。 2.新たな人手の確保が難しければ、今いる従業員の待遇を良くしてつなぎ留めるしかない。ただ、 […]
1.人手不足が深刻化する外食業界で、計画的に店舗を閉める「店舗休業日」の導入が広がっている。回転ずしチェーン「すし銚子丸」は年末年始、多くの店舗で持ち帰り中心とし、1 月中旬に最大3 連休を予定する。休みをしっかり確保することで働きやすい環境をつくり、従業員のつなぎ留めとサービスの質向上を図る。 2.新たな人手の確保が難しければ、今いる従業員の待遇を良くしてつなぎ留めるしかない。ただ、 […]
1.ドラッカーは語る。「組織は人を変える。否応なしに変える。成長させもすれば、いじけさせたりもする。人格を形成させもすれば、破壊したりもする」(『非営利組織の経営』)。しかし組織の不祥事を巡る日々の報道は、良い組織文化ばりでないことを教えています。「優れた文化を実現するために必要とされるものは行動規範である。強みの重視であり、真摯(しんし)さの重視である。正義の観念と行動基準の高さである」。強み、 […]
1. たとえば、目の前でトラブルが起きているのに対処せず、状況分析や原因探しにひたすら時間を費やす。あるいは、望まぬ事態に「これではいけない」と思いながらも、他者を責めたり、自己否定したりして、もんもんと日々を過ごす。そんな状況をよく見かけます。 2. いうまでもありませんが、問題にはすぐに対処しなければなりません。そうしなければ、気がついた時には抜き差しならない状態になってしまう場合 […]
1.日本社会はこれまで、「空気を読む」ことが必要な能力だった。そんな組織内で出世してきた日本の社長は、社員が「思ったことを言う」なんて、とても許容できない。だって、自分は言いたいことを堪えて出世してきたわけだから、そうしているうちに「やりたいこと」が分からなくなっていく。だが、もう限界だ。「本当のことを言わない」という企業社会の暗黙のルールが、今日、巨大な不祥事として露呈しているからだ。  […]
1.経営が円滑に進まず業績も下降線をたどっているような会社には、共通して同じ病巣(びょうそう)があるということです。それは「他責の社内風土」です。他責とは、失敗の原因を他人のせいにしてしまうことです。日本を代表する大企業や名門企業も、業績が上向かない原因を追究していくと、企業風土、企業文化としてのこの「他責」という組織の特性が出てくることが、実に多くありました。 2.「あいつが悪い、こ […]
1.産業用ロボットなど自動化に資するものへの世界的な需要はへこまないと見ています。自動化はいわゆる「省人化」であり、コストダウンだと思っている人がこれまでは多かった。自動化によって「何人従業員を減らせるのか」「投資コストはいくらか」という考え方です。しかし自動化を一時的なコストの観点だけで捉えるのは、もはや時代遅れです。 2.設備を自動化する価値はコストを減らすだけではなく、生産性の向 […]
1. 仏教には、自分の心を知るための知恵や修行の方法がいくつも用意されています。多くの先人が、それらを学び実践してきました。さらに、自己完結するのではなく、周囲にも広げてきました。 2. 自分が苦しみから解放されれば、他者の苦しみにも共感し、ともに進んでいくことができます。そう、学びは自分のためだけでなく、あなたと関わるすべての人の幸せにもつながるのです。 (参考:名取芳彦監修「空海 […]
1.物流2024年問題の「本丸」はかねて問題視されてきた慢性的なドライバー不足だ。自動車運転従事者の有効求人倍率は23 年9 月時点で2.65 倍と全体(1.18 倍)を大きく上回る。さらに、若いドライバーの流入が進まなければ、人員数がさらに先細りとなるのは必至だ。15年76万7000 人いた道路貨物運送業のドライバーは、30年に51万9000人まで減るとの予測もある。 2. 物流コス […]
1.この正解のない時代には、何をやっても不正解にはなりません。仮に正解だと思っても、時代と共に環境は変化していくのでいつまで正しいか分からない。それよりも、自分が選んだ選択を正解にする努力、その過程を楽しむことが大事だと思います。 2.以前、イラク派遣部隊の初代の指揮官を務められた番匠(ばんしょう)幸一郎さんから、イラクから全員無事に帰ってこられた理由は「ABC+DE」だと伺いました。 […]
1.IMF(国際通貨基金)は、日本のGDP(国内総生産)がドイツに抜かれて世界4位に後退する見込みだと発表しました。もはや世界3位の経済大国でなくなるということですが、問題はそれ以上に深刻です。なにしろドイツの人口は日本の3 分の2 しかない国です。国民1人当たりの豊かさでいえばドイツの1.5 倍の経済格差がついたというのが、このニュースの本質です。 2.国の経済力を1 人当たりGDP […]