アジア出稼ぎ日本人 

1.長引く経済停滞で企業が活力を失い、賃上の滞ったニッポン。稼ぎがいっこうに増えない国内の職場に見切りをつけて、自らの成長と成功を求めてアジアに飛び出す働き手が現れた。シンガポールに出て月収を2倍にした美容師もいれば、タイで入社1 年目にして30 万円近く稼ぐ若者もいる。為替の円安によって日本の賃金の魅力は低下し、日本企業は国内外の働き手によって選別される存在になる。 

2.日本にとって働き手の流出は一見損失にも見える。若いIT(情報技術)エンジニアが次々と米国に渡ったインドはかって「頭脳流出」と嘆かれ、彼らを裏切り者扱いする向きもあった。だが異国で技術と商才を磨き、インドに舞い戻る技術者の循環が生まれ、同国のスタートアップの隆盛を支える。海外で働く若者らを日本の成長戦略に生かすようなしたたかさが求められる。 

(参考:「日経ビジネス」2024 年2 月5 日号) 

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