GAFAM からMATANA の時代(米国) 

1.2024 年の世界半導体市場は過去最高の5883 億ドル(約87.5 兆円)となる見通しだが、業界では「30年に1 兆ドル(約149 兆円)」という強気予想まで飛び出す異常事態となっている。旺盛な半導体需要をけん引する代表的企業が、米巨大IT 企業のMATANA だ。これまで世界経済をリードしてきたGAFAM からフェイスブック(現メタ)が脱落し、新たにテスラとエヌピディアが加わった。 

2.いみじくも、6社全てが半導体の自前開発に着手しており、半導体が自社サービス・製品の性能を決める最重要部品であることを証明した格好だ。中でも成長著しいのが、GPU(画像処理装置)の設計を手掛ける半導体ファブレスメーカーのエヌピディアだ。2 月12 日に時価総額(約1.8 兆ドル)でアマゾンを超えて世界4 位に躍り出た。

(参考:「週刊ダイヤモンド」2024 年2 月24 日号)

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