耳より情報2022年4月 No.195

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

花王製品を売り場から追放(オーケー)

1.2月3日、日用品大手、花王の2021年12月期決算会見が開催された。長谷部佳宏社長は原材料高騰を理由に、22年3月をめどに衣料用洗剤や柔軟剤、紙おむつなどの一部製品を値上げする方針を明らかにした。「業界でのリーダーシップを取り、あらゆる手段を尽くして値上げを行うつもりだ。できるだけ消費者の皆さまや流通の皆さまにご理解いただける形で、早期に取り組む」(長谷部社長)。
2.ところが、値上げを強行する花王の姿勢が、一部の小売業者から反発を招いている。首都圏地盤の食品スーパー、オーケーが、売り場から花王の製品を追放し始めたのだ。オーケーの店舗数は首都圏を中心に約130店。一方、21年度末時点の全国のスーパーの店舗数は2万2762店。オーケーで販売中止されたとしても、スーパー全体の1%に満たない。オーケーに「ノー」を突きつけられた花王。日用品値上げの先陣を切ることができるか。

(参考:「週刊ダイヤモンド」2022年2月19日号)

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