耳より情報2021年5月No.15

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

社長自らプレゼンテーション(インド進出) 鈴木修(スズキ代表取締役会長)

1.約43年にわたりスズキのトップに君臨した鈴木修会長(91歳)。浜松の弱小メーカーをグローバルな自動車メーカーに育て上げたカリスマは今年6月で取締役を退任する。修氏がスズキの社長に就任したのは1978年で48歳だった。社長就任の翌年に発売した軽自動車「アルト」では、「エンジンを取ったらどうだ」と、徹底的にコストを削り、既存の軽より2割以上安い47万円で売り出した結果、大ヒット。
2.販売店の経営者の家族構成まで把握し、ディーラー大会や企業訪問の際に「オヤジは元気か」「息子も一人前になったな」などと声をかける。販売店との強固な関係を築き上げ、33年連続で軽自動車トップの座を守った。スズキにとって日本を上回る市場に育ったインドへの進出の際には、合弁相手を探しに来日したインドの国営企業の調査団に、他社は中堅クラスが応対した中、当時、社長就任4年目の修氏自らプレゼンテーションを行い、合弁相手の座をつかみ取った。

(参考:「週刊東洋経済」2021年3月13日号)

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