耳より情報2021年7月 No.55

このコーナーは、代表理事・牧原が読んだ本や拝聴した講演会などから、印象に残ったものをピックアップしてお届けします。古今東西の耳より情報をどうぞ受け取ってください。

自ら(小林喜光)「ヘビ」となって東電を再生できるか

1.東京電力ホールディングスの会長に、三菱ケミカルホールディグスの小林喜光会長が就任することが決まった。東電新会長に財界の超大物が就くのは喜ばしい限りのはずだが、なぜか東電グループ内ではおびえる声があるという。小林氏はこれまで各メディアのインタビューで、世界の変化に鈍感な日本企業の姿を「ゆでカエル」と鋭く批判してきた。
2.さらに、小林氏は企業を変革するために「ゆでカエル」に外部から刺激を与える「ヘビ」の存在が必要だとも説いてきた。自社の置かれた厳しい環境に対する危機感に乏しい東電グループは、まさに「ゆでカエル」。そして会長職に外部から招かれた小林氏は、東電グループに刺激を与える「ヘビ」といえよう。小林氏は、自らが「ヘビ」となって東電グループを立て直すことができるか。いよいよ戦いは始まる。

(参考:「週刊ダイヤモンド」2021年5月22日号)

>NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームでは、いつでも寄付を受け付けています

NPO法人マザーズドリームの活動にご協力ください。